私たちの取り組みは、創業から200年以上に渡り地域の経済と文化活動を支え、小城城下の良好な街並み景観を形成してきた小柳酒造の酒蔵を守り、活かし、良い形で次の世代へ引き継ぎたいとの想いからスタートしました。
私たちが目指す22世紀に残す酒蔵は、単にものづくりの場とか、ものやサービスの売買の場ではありません。人と人の想いをつなぎ、絆をつくり、そして新しい価値を生み出し、未来へ引き継ぐ場所だと思っています。
自宅のファーストプレイス、職場や学校のセカンドプレイス、そして自宅や職場とは隔離された、心地のよい第3の居場所がサードプレイスと言われています。 これらの場所は私たちの暮らしの中でどれもが大切な場所でもあります。
新型コロナ感染症の蔓延による生活スタイルや働き方の変化に伴い、 旅行や余暇のスタイルにも変化をもたらすものと考えています。そこで私たちはニューノーマルな時代にあって日常と非日常が緩やかに融合し、決まった誰かのための場所ではなく、仕事かプライベートか、新しいものを生み出す場所か伝統を守り変わらない場所か、といった2項対立的でもない多様な価値観(目的)をもった人を認め合える場所としての第4の居場所、フォースプレイスを提案していきたいと思っています。
各プレイスが隔離するのではなく、自宅や職場、コミュニティと緩やかにつながっていて、自分のライフステージ、その時の気分や目的によって自分自身でその境界をコントロールしながら自分たちの思いを発信できる場所、自分らしく居られる場所、新しい出会いや発見・学びが得られる場所にしていきたいと考えています。
そしてあらゆる世代や人種・国籍、性別、職業、障がいの有無などの境界線を越えて、交流連携協創する多様で豊かな地域社会づくりに貢献していきたいと思っています。
小城蒸溜所 / OGIDISTILLERY